# レキシノオト > 南信州の歴史・城跡案内を長野県飯田市より発信中。全国各地の「埋もれた歴史」や戦国時代トリビア満載。信濃国伊那谷の神之峰に伝わる『綾姫物語』は必見!歴史城趾コーディネーター原一六四公式サイト。 --- ## 投稿 - [森と伝説が息づく三河と信濃の境─根羽村の信玄終焉伝説と七年祭](https://rekishinote.com/trivia-neba/): 長野県の最西南端、愛知・岐阜両県との県境... - [日本の秘境に息づく霜月神楽の謎─神々と舞う天龍村の祈りの夜](https://rekishinote.com/trivia-kagura/): 長野県の最南端、険しい山々に抱かれ、天竜... - [大蛇伝説と金鶏伝説に彩られた松川町─歴史と伝説が息づく果樹の里](https://rekishinote.com/trivia-ringo/): 中央アルプスと南アルプス、二つの雄大な山... - [最終話【風が語り継ぐもの──薄雪草に託して】](https://rekishinote.com/ayahime-story07/): 黄昏の峰、最後の決断 八月二十五日の朝方... - [第六話【秘められた道、死守する姫君】](https://rekishinote.com/ayahime-story06/): 迫り来る運命の刻 膠着状態が続いて、もう... - [第五話【戦、荒ぶる──信玄の怒りと炎】](https://rekishinote.com/ayahime-story05/): 哀しみの淵からの奮起 ──八月十二日、早... - [第四話【戦の気配──揺らぐ平穏】](https://rekishinote.com/ayahime-story04/): もたらされた運命の書状 綾姫様と伸之介殿... - [第三話【運命の出会い──月夜の誓い】](https://rekishinote.com/ayahime-story03/): 淡き恋の予感 綾姫様が、その類まれな才能... - [第二話【知久家の姫としての学びと鍛錬の日々】](https://rekishinote.com/ayahime-story02/): 若葉萌ゆる神之峰の姫君 綾姫様がお生まれ... - [第一話【一輪の花のような姫の誕生】](https://rekishinote.com/ayahime-story01/): 神之峰に寄り添う谷の風景 信濃の山々より... - [成り上がり武将の栄光と裏切りへの序章│荒木村重はなぜ信長を裏切ったのか?【前編】](https://rekishinote.com/%ef%bd%8d-araki01/): ※この記事は、戦国武将・荒木 村重の人物... - [有岡城の悲劇~身も凍るような信長の非情な報復│荒木村重はなぜ信長を裏切ったのか?【中編】](https://rekishinote.com/m-araki02/): ※この記事は、戦国武将・荒木 村重の人物... - [謀反の謎と茶人としての再起~妻だしの悲劇と最期│荒木村重はなぜ信長を裏切ったのか?(後編)](https://rekishinote.com/m-araki03/): ※この記事は、戦国武将・荒木 村重の人物... - [人形とともに神を送る――阿南町の“祈り”と“伝統芸能”](https://rekishinote.com/trivia-anan01/): 山あいの小さな町に息づく、祈りのかたち ... - [天空の楽園と美人の湯──阿智村に息づく、癒しの風景](https://rekishinote.com/trivia-achimura/): 星降る里で見つけた、心と体を解きほぐす宝... - [【飯田市の紙文化】年貢も紙で納めた!?南信州の“紙の町”トリビア](https://rekishinote.com/trivia-paper/): その昔、お米の代わりに“紙”で年貢を納め... - [山内一豊を支えた賢妻・千代の生涯](https://rekishinote.com/chiyo-yamanouchi/): 戦国時代、数々の武将たちが天下統一を目指... - [【妖刀村正】徳川家を呪う刀の真実](https://rekishinote.com/muramasa/): 数々の伝説に彩られた「妖刀 村正」という... - [【九鬼水軍】その後の物語~海の覇者の意外な運命と受け継がれる魂~](https://rekishinote.com/kukis-later-story/): かつて戦国の海を席巻し、織田信長や豊臣秀... - [海賊が最強艦隊に?知られざる戦国時代の海上戦と英雄たち](https://rekishinote.com/naval-battle/): 「戦国時代」と聞くと、武将たちが勇猛果敢... - [「安土・桃山時代」の「桃山」って、実はどこだか知っていますか?](https://rekishinote.com/origin-momoyama/): 今回は、日本の歴史の中でも特に華やかで、... - [天下人は意外と小柄だった!?戦国武将たちの身長を調べてみた](https://rekishinote.com/height-sengoku/): 本記事は、戦国時代の英雄たちの「身長」に... - [織田信長の意外な食生活!甘党で濃い味好みだったらしい](https://rekishinote.com/nobunagas-eating-habits/): 戦国の風雲児として、数々の革新的な政策を... - [織田信長の「楽市楽座」、本当の狙いとは?](https://rekishinote.com/rakuichirakuza/): 歴史の授業で、誰もが一度は聞いたことがあ... - [信長から謙信へ渡った「幻の甲冑」の行方](https://rekishinote.com/present01/): 敵対したあとも残った贈り物 戦国時代の覇... - [徳川家康の人質時代の意外な真実](https://rekishinote.com/ieyasu01/): 「鳴くまで待とうホトトギス」の句でも知ら... - [武田の騎馬軍団は本当に「最強」だったのか?](https://rekishinote.com/takeda01/): 武田の騎馬軍団の真実 戦国時代といえば、... --- ## 固定ページ - [プライバシーポリシー](https://rekishinote.com/privacypolicy/): 『レキシノオト』(以下、「当サイト」とい... - [運営者について](https://rekishinote.com/ownerprofile/): プロフィール 氏名:原 一六四(はら ひ... - [トップページ](https://rekishinote.com/): ページをめくると、聞こえてくる音がある。... - [ブログ一覧](https://rekishinote.com/blog/) --- # # Detailed Content ## 投稿 - Published: 2025-06-05 - Modified: 2025-06-16 - URL: https://rekishinote.com/trivia-neba/ - カテゴリー: 南信州の魅力発見 長野県の最西南端、愛知・岐阜両県との県境に位置する根羽村(ねばむら)。 この地は、その面積の93%を森林が占める「森の村」として知られ、三河と信濃、二つの文化が交錯する独自の歴史と伝承を今に伝えています。 本記事では、根羽村が持つ歴史的背景や語り継がれる伝説。そして現在も続く祭りや林業文化を中心に、その魅力をご紹介します。 根羽村の特徴と豊かな自然 根羽村は、その広大な面積のほとんどが森林で構成されています。 矢作川の源流域に位置し、「根羽スギ」「根羽ヒノキ」といったブランド材の産地としても有名... --- - Published: 2025-06-04 - Modified: 2025-06-15 - URL: https://rekishinote.com/trivia-kagura/ - カテゴリー: 南信州の魅力発見 長野県の最南端、険しい山々に抱かれ、天竜川の深い渓谷にひっそりと佇む村があります。その名は、天龍村。人々が「日本の秘境」と口にするこの地には、都会の喧騒とは無縁の、荘厳な静寂と、古より受け継がれてきた熱い祈りの物語が眠っています。 この記事は、単なる観光案内ではありません。冬の夜、神々と人が一体となる神秘の祭り「霜月神楽」を中心に、天龍村の魂に触れる旅へとあなたを誘います。 「天に昇る竜」の願いと秘境の成り立ち 天龍村。その名は昭和31年、二つの村が一つになる際、「天に昇る竜のような勢いで未来へ... --- - Published: 2025-06-03 - Modified: 2025-06-09 - URL: https://rekishinote.com/trivia-ringo/ - カテゴリー: 南信州の魅力発見 中央アルプスと南アルプス、二つの雄大な山脈に抱かれた伊那谷のまん中。ここに、歴史と伝説が息づく「くだものの里」、松川町があります。 春には淡いピンクの花が里を彩り、秋にはたわわに実った果実が甘い香りを放つ――。そんな穏やかな風景の裏には、戦国の城跡、不思議な伝説、そして天竜川と共に生きてきた人々の力強い物語が隠されています。 今回は、ただのどかなだけじゃない、松川町の奥深い歴史と魅力に迫るトリビアをご紹介します。 くだものの里を育んだ「暴れ天竜」 松川町が「くだものの里」として全国に知られるよう... --- - Published: 2025-06-02 - Modified: 2025-07-19 - URL: https://rekishinote.com/ayahime-story07/ - カテゴリー: 綾姫物語 黄昏の峰、最後の決断 八月二十五日の朝方、最終決戦の火蓋は切って落とされました。秘密の間道の在処を知った武田勢が、入口の大岩をとり除くと同時に、神之峰の城をめがけて怒涛のように攻め上がって来たのでございます。 麓から迫りくる地鳴りのような轟音に、城内の誰もが武者震いをする中、開戦を告げる法螺貝が吹き鳴らされました。 三百丁余りの鉄砲を持った武田勢は、雨霰のように玉を浴びせかけてまいります。されど、城を囲む大木や大岩に当たるだけで、岩陰に潜む知久武者にはなかなか命中いたしません。 対する知久方はと... --- - Published: 2025-06-01 - Modified: 2025-06-09 - URL: https://rekishinote.com/ayahime-story06/ - カテゴリー: 綾姫物語 迫り来る運命の刻 膠着状態が続いて、もう十数日になりましょうか。神之峰城は険しい山城という地の利によって、武田の大軍を寄せ付けず何とか持ちこたえておりました。しかし、永遠に守りきれるわけもございません。 「久七洞(きゅうしちぼら)」──それは城へと通じる秘密の間道。その存在が敵に露見すれば、城は一気に陥落するでしょう。その時が、刻一刻と近づいていることを、城中の者たちは肌で感じておりました。 頼元様は、頼龍様、綾姫様、頼氏様の三兄弟をお呼びになり、こう命じられました。 「久七洞の警備を強化せねば... --- - Published: 2025-05-31 - Modified: 2025-06-09 - URL: https://rekishinote.com/ayahime-story05/ - カテゴリー: 綾姫物語 哀しみの淵からの奮起 ──八月十二日、早朝。 天竜川の川面には深い霧が立ち込め、かけがえのない精鋭のほとんどを失ってしまった昨日の激戦が、まるで嘘のように静まり返っておりました。時折り河原を渡るカジカの高く澄んだ鳴き声が、より一層の物哀しさを誘います。 父君・頼康様の行方は杳(よう)として知れず、伸之介殿までもが戦火に散ったという報せは、綾姫様のお心を奈落の底へとつき落としました。 綾姫様の脳裏に浮かぶのは、あの月夜の指切り。誰も知ることのない、ひそやかな約束は、あまりにも脆く、儚く、そして残酷... --- - Published: 2025-05-30 - Modified: 2025-06-26 - URL: https://rekishinote.com/ayahime-story04/ - カテゴリー: 綾姫物語 もたらされた運命の書状 綾姫様と伸之介殿が、姫滝のほとりで儚くも固い約束を交わされたあの月夜から、幾日も経たぬ頃。神之峰の城には、いよいよ戦雲が現実のものとして垂れ込めてまいりました。 ──天文二十三年七月。武田信玄が、神之峰の城へ書状を持った使者を送ってまいりました。 書状には「伊那の諸将は、ことごとく我が武田に下った。未だ降らぬは神之峰のみ。一刻も早く恭順の意を示されよ。さすれば現領の安堵を約すが、もしそうでなければ、貴殿の領地ことごとくを打ち滅ぼす所存なり」と、まことに無礼極まる文面がした... --- - Published: 2025-05-29 - Modified: 2025-06-09 - URL: https://rekishinote.com/ayahime-story03/ - カテゴリー: 綾姫物語 淡き恋の予感 綾姫様が、その類まれな才能を文武に渡って開花させていらっしゃった頃、神之峰の城下にも、かすかに戦の匂いが漂い始めるようになっておりました。城主である頼元様も、そして父君の頼康様も、眉間の皺を深くする日が増えたようにお見受けいたします。 そのような日々の中でも、綾姫様は鍛錬を怠ることはございませんでした。特に槍術においては、すでに兄君や弟君をも凌ぐほどの腕前にまで上達されました。 主天道場に響く、綾姫様の気合の籠った声と、槍が風を切る音は、わたくし、しらねの元にも、時折聞こえてまいり... --- - Published: 2025-05-28 - Modified: 2025-06-05 - URL: https://rekishinote.com/ayahime-story02/ - カテゴリー: 綾姫物語 若葉萌ゆる神之峰の姫君 綾姫様がお生まれになってから、瞬く間に十余年の歳月が流れました。神之峰の城にも、ここ安養寺の境内にも、何度目かの若葉が目に眩しい季節が巡ってまいりました。わたくしの足元に咲き誇る大藤は、変わらず見事な紫の霞をたなびかせ、風に乗って甘い香りが漂ってまいります。 綾姫様は、今や花の盛りとも申すべき十七の美しき乙女。兄君でいらっしゃる龍之介様は十九歳。物静かで学問をお好みになる落ち着いた若君です。弟君の鶴丸様は十四歳。こちらは何よりも武術がお好きで、日に日に逞しくなられておりま... --- - Published: 2025-05-27 - Modified: 2025-06-05 - URL: https://rekishinote.com/ayahime-story01/ - カテゴリー: 綾姫物語 神之峰に寄り添う谷の風景 信濃の山々より流れ出ずる清流は、伊那の谷を潤し、遠州灘へと注ぐ天竜の河。その雄大な流れに見守られるように、神之峰(かんのみね)の城はございました。小高い山の中腹に築かれた城は、決して大きくはないものの、堅牢にして、城下を見晴るかす様は、まさにこの地を守る要でございました。 城の眼下には、のどかな村里が広がり、田畑は豊かに実り、人々は穏やかに暮らしておりました。春には桜が咲き乱れ、夏には青葉が目に眩しく、秋には紅葉があたりの山を染め、冬には静寂の中に雪が舞う。四季折々の美... --- - Published: 2025-05-16 - Modified: 2025-06-09 - URL: https://rekishinote.com/%ef%bd%8d-araki01/ - カテゴリー: 戦国人物伝 ※この記事は、戦国武将・荒木 村重の人物伝として3連続で構成しています。当記事は、その「前編」です。 はじめに 戦国の世を駆け抜けた野心家、荒木村重とは 戦国時代、数多の武将たちが己の野望を胸に、激動の世を駆け抜けました。その中でも、摂津国(現在の大阪府北西部と兵庫県南東部)を拠点に勢力拡大した荒木村重(あらき むらしげ)は、一時は織田信長の信頼を得ながらも、突如として反旗を翻した異端の武将です。 彼の生涯は、下克上による成り上がり、信長からの厚遇、そして謎多き謀反と、まさに波乱万丈。一部では「... --- - Published: 2025-05-16 - Modified: 2025-05-18 - URL: https://rekishinote.com/m-araki02/ - カテゴリー: 戦国人物伝 ※この記事は、戦国武将・荒木 村重の人物伝として3連続で構成しています。当記事は、その「中編」です。 はじめに 裏切り者の烙印、その代償とは 【前編】では、一介の家臣から織田信長の信頼を得て摂津 37 万石の領主へと成り上がった荒木村重が、突如として信長に反旗を翻し、有岡城に籠城(ろうじょう)するまでをお伝えしました。 信長にとって「青天の霹靂(せいてんのへきれき)」であったこの裏切りは、村重自身、そして彼の家族や家臣たちに、あまりにも大きな代償をもたらすことになります。 今回は【中編】として、... --- - Published: 2025-05-16 - Modified: 2025-06-17 - URL: https://rekishinote.com/m-araki03/ - カテゴリー: 戦国人物伝 ※この記事は、戦国武将・荒木 村重の人物伝として3連続で構成しています。当記事は、その「後編」です。 はじめに~逃亡者の後半生、そして残された謎 【中編】では、織田信長に反旗を翻した荒木村重が、居城・有岡城で妻子や家臣を見捨てて逃亡し、その結果、多くの命が失われるという悲劇的な結末を迎えました。信長の激しい怒りは、村重の一族だけでなく、多くの家臣たちにも及び、凄惨な処刑が行われたのです。 すべてを失い、逃亡者となった荒木村重。今回は【後編】として、彼がなぜ信長を裏切ったのか、その謀反の理由として... --- - Published: 2025-05-15 - Modified: 2025-06-09 - URL: https://rekishinote.com/trivia-anan01/ - カテゴリー: 南信州の魅力発見 山あいの小さな町に息づく、祈りのかたち 長野県の南端、緑深き山々に抱かれた阿南町。 この静かな町には、毎年、人形とともに“神を送る”という、どこか懐かしく、そして心惹かれる美しい風習が息づいています。 それは、江戸時代から三百有余年もの間、大切に守り継がれてきた「人形芝居」と深く結びついた、この土地ならではの“祈りのかたち”。今日は、そんな阿南町の温かな伝統の世界へ、皆さまをご案内します。 三百年の時を超えて舞う、国の宝「早稲田人形芝居」 阿南町の人々の暮らしに彩りを与えてきた伝統芸能、それが「... --- - Published: 2025-05-14 - Modified: 2025-06-09 - URL: https://rekishinote.com/trivia-achimura/ - カテゴリー: 南信州の魅力発見 星降る里で見つけた、心と体を解きほぐす宝物 長野県の南端、美しい山々に囲まれた阿智村(あちむら)── 「日本一、星がきれいに見える村」として、その名は全国に知られています。夜空を見上げれば、まるで手が届きそうなほどの無数の星々が訪れる人々を優しく包み込みます。 けれど、阿智村の魅力は、満天の星空だけではありません。とろりとした肌触りの優しいお湯の天然温泉。静寂に包まれた豊かな自然。訪れた人の心を癒やしてくれる穏やかな空気が、この村には満ちているのです。 本記事では、知る人ぞ知る、小さくてあたたか... --- - Published: 2025-05-13 - Modified: 2025-05-16 - URL: https://rekishinote.com/trivia-paper/ - カテゴリー: 南信州の魅力発見 その昔、お米の代わりに“紙”で年貢を納めていた町がある――そんなトリビアをご存知ですか? その舞台となったのが、南アルプスと中央アルプスに抱かれた自然豊かな地、長野県飯田市。本記事では、この飯田市が誇る奥深い「紙文化」と、それにまつわる興味深い歴史の数々をご紹介します。 高品質の証!年貢として認められた「飯田和紙」の実力 年貢といえば、一般的にはお米(年貢米)というのが通例です。しかし、飯田地域では、良質な和紙を生産していたことから、江戸時代には幕府や飯田藩によって紙での年貢納入(紙年貢・紙役)... --- - Published: 2025-05-10 - Modified: 2025-05-16 - URL: https://rekishinote.com/chiyo-yamanouchi/ - カテゴリー: 歴史のトリビア 戦国時代、数々の武将たちが天下統一を目指し、しのぎを削りました。その影には、夫を支え、時には運命を左右するほどの活躍を見せた女性たちの存在があったことを忘れてはなりません。 今回は、土佐藩初代藩主・山内一豊の妻として知られる千代について、その生涯に迫ります。 夫・山内一豊を土佐24万石の大名へ導いた賢妻・千代 山内一豊の妻・千代といえば、夫を内助の功で支え、土佐24万石の大名にまで押し上げた賢妻として知られています。 中でも有名なのが「馬買いのエピソード」です。千代が嫁入りの際に持参した黄金十両... --- - Published: 2025-05-08 - Modified: 2025-05-16 - URL: https://rekishinote.com/muramasa/ - カテゴリー: 歴史のトリビア 数々の伝説に彩られた「妖刀 村正」という刀をご存知でしょうか。─主君に仇なす─血を好むそんな不吉なイメージで語られる村正。特に徳川家にとっては忌むべき存在とされ、数々の悲劇と結びつけられてきました。 しかし、本当のところはどうだったのでしょうか?この記事では、妖刀村正と徳川家の因縁、そして意外な事実を紐解いていきます。 妖刀村正が「徳川に祟る」と言われる理由 前述の通り、「妖刀 村正」と聞くと、多くの人が不吉なイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。村正は真田信繁(幸村)や幕末の西郷隆盛など... --- - Published: 2025-05-06 - Modified: 2025-05-16 - URL: https://rekishinote.com/kukis-later-story/ - カテゴリー: 歴史のトリビア かつて戦国の海を席巻し、織田信長や豊臣秀吉といった天下人に重用された九鬼水軍。その輝かしい歴史の裏には、時代の大きなうねりに翻弄された一族のドラマがありました。 今回は、知られざる九鬼水軍の「その後」の物語を紐解いていきましょう。 戦国の海を制した九鬼水軍と当主・九鬼嘉隆 「海賊大名」とも称された九鬼嘉隆(くきよしたか)率いる九鬼水軍は、伊勢志摩を拠点に強大な海上戦力としてその名を轟かせました。 織田信長の時代には、石山合戦で毛利水軍を破る大功を立て、その名を不動のものとします。信長からはその功... --- - Published: 2025-05-05 - Modified: 2025-05-16 - URL: https://rekishinote.com/naval-battle/ - カテゴリー: 歴史のトリビア 「戦国時代」と聞くと、武将たちが勇猛果敢に馬を駆り、刀や槍で激しくぶつかり合う陸上での合戦を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。 しかし、実はその裏で、日本の海を舞台にした壮絶な戦いが繰り広げられていたのです。そこには、海を駆けた男たちの知られざるドラマと、驚きの戦術がありました。 今回は、戦国の趨勢に大きな影響を与えた「海上戦」について深堀ります。 海の覇権を握るのは誰だ?戦国大名と「水軍」の密接な関係 四方を海に囲まれた日本において、海路の確保や物資輸送は、戦国大名にとって死活問題。そ... --- - Published: 2025-05-03 - Modified: 2025-05-16 - URL: https://rekishinote.com/origin-momoyama/ - カテゴリー: 歴史のトリビア 今回は、日本の歴史の中でも特に華やかで、激動の時代として知られる「安土・桃山時代」について、その名前の由来に迫ってみたいと思います。 特に、「安土」は織田信長の居城があった場所として有名ですが、「桃山」って具体的にどこを指すのか。「ここだよ!」と、的確に答えられる人って、案外少ないんじゃないでしょうか。 「安土・桃山時代」ってどんな時代? まず、「安土・桃山時代」がどのような時代だったか、ザックリおさらいしましょう。 安土桃山という時代は、戦国時代の末期から江戸時代が始まるまでの、およそ1573... --- - Published: 2025-05-01 - Modified: 2025-05-16 - URL: https://rekishinote.com/height-sengoku/ - カテゴリー: 歴史のトリビア 本記事は、戦国時代の英雄たちの「身長」についての考察です。ドラマや映画では、屈強で大柄な武将たちが描かれることが多いですが、実際のところはどうだったのでしょうか? 戦国時代の武将たちの平均身長は、現代人と比較するとかなり低かったと言われています。おそらく、当時の栄養状態や生活習慣が、発育状態に影響を及ぼしていたのかも知れませんね。 有名武将たちのリアルな身長は? 豊臣秀吉─150cmなかった可能性あり 農民から天下人へと駆け上がった豊臣秀吉。彼に至っては、150cmに満たなかったのではないかとい... --- - Published: 2025-04-30 - Modified: 2025-05-16 - URL: https://rekishinote.com/nobunagas-eating-habits/ - カテゴリー: 歴史のトリビア 戦国の風雲児として、数々の革新的な政策を打ち出し、天下統一を目前まで近づいた織田信長。 若かりし頃は「大うつけ」などと揶揄された織田信長。その苛烈なイメージや大胆な行動は広く知られていますが、彼の日常生活、特に「食」については意外と知られていないのではないでしょうか。 実は、信長の食生活には、彼のイメージとは少し異なる意外な好みや、当時の時代背景を色濃く反映した特徴がありました。 本記事では、「織田信長の食生活」を深掘りして、意外な嗜好や食のリアルに迫ります。 信長が「濃い味」を好んだ理由 織田... --- - Published: 2025-04-23 - Modified: 2025-05-16 - URL: https://rekishinote.com/rakuichirakuza/ - カテゴリー: 歴史のトリビア 歴史の授業で、誰もが一度は聞いたことがある「楽市楽座」。これは、戦国時代の風雲児、織田信長が行った有名な政策です。 では、具体的にどんな内容で、信長はどんな狙いで行ったのでしょうか?今回はその「歴史の裏側」をサクッと覗いてみましょう! 「楽市楽座」ってそもそも何? まず、「楽市楽座」の言葉の意味から。 市(いち): これは文字通り「市場」のことです。 座(ざ): これがポイント!当時は「座」と呼ばれる、今でいう「同業組合」のような組織がありました。この「座」に所属していないと、特定の場所で自由に... --- - Published: 2025-04-18 - Modified: 2025-05-16 - URL: https://rekishinote.com/present01/ - カテゴリー: 歴史のトリビア 敵対したあとも残った贈り物 戦国時代の覇者、織田信長。彼の遺品、特に愛用した甲冑(鎧兜)の多くは、本能寺の変後の混乱や、居城・安土城が炎上した際に失われたと考えられています。信長自身の甲冑は、ほとんど現存しないというのが定説です。 しかし、奇跡的に残っている信長の甲冑が一つだけあります。それは、信長が「越後の龍」上杉謙信へ贈ったもの。 当時、信長は最大のライバルの一人であった武田信玄を牽制するため、謙信との友好関係を重視していました。その証として、豪華な甲冑を含む様々な贈り物をしたのです。 興味... --- - Published: 2025-04-11 - Modified: 2025-05-16 - URL: https://rekishinote.com/ieyasu01/ - カテゴリー: 歴史のトリビア 「鳴くまで待とうホトトギス」の句でも知られる徳川家康。長い人質生活を耐え忍び、ついに天下統一を成し遂げた「苦労人」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか? しかし、歴史の裏側をのぞいてみると、その人質時代の現実は、私たちが抱くイメージとは少し異なるようです。今回は、戦国時代の常識を覆すかもしれない、家康の人質時代の意外な真実をご紹介します。 人質 イコール 悲惨な生活とは限らなかった 家康は幼少期、今川家の人質として駿府(現在の静岡市)で過ごしました。一般的に「人質」と聞くと、縄で... --- - Published: 2025-04-02 - Modified: 2025-05-16 - URL: https://rekishinote.com/takeda01/ - カテゴリー: 歴史のトリビア 武田の騎馬軍団の真実 戦国時代といえば、勇猛果敢な武将たちが覇を競った時代。中でも「武田の騎馬軍団」と聞くと、「最強」「恐れられていた」といったイメージを持つ方も多いのではないでしょうか? しかし、そのイメージ、本当に史実に基づいているのでしょうか?今回は、武田の騎馬軍団の真実に迫ってみましょう! 意外?騎馬の割合は他大名と変わらない まず驚くべき事実は、武田軍全体における騎馬武者の割合です。 実は、武田軍の騎馬の割合は、軍全体の約10%程度だったと言われています。これは、ライバルであった織田、... --- --- ## 固定ページ - Published: 2025-04-23 - Modified: 2025-04-23 - URL: https://rekishinote.com/privacypolicy/ 『レキシノオト』(以下、「当サイト」といいます。)は、個人情報保護法を遵守し、以下のプライバシーポリシー(以下、「本ポリシー」といいます。)に基づき、個人情報の適切な取扱いと保護に努めます。 1.個人情報の定義 本ポリシーにおける「個人情報」とは、個人情報保護法第2条第1項に定められた、生存する個人に関する情報で、氏名や生年月日など、特定の個人を識別できる情報、または他の情報と照合することで特定の個人を識別できる情報を指します。 2.個人情報の取得方法 当サイトでは、お問い合わせやサービスの申込... --- - Published: 2025-04-23 - Modified: 2025-06-24 - URL: https://rekishinote.com/ownerprofile/ プロフィール 氏名:原 一六四(はら ひろし)出身:長野県飯田市生年:昭和49年(1974年)肩書:地域の歴史城跡コーディネーター 活動の経緯と想い 小さい頃より歴史が好きで、遊園地よりも史跡めぐりを好む少年時代を過ごす。次第に、広く知られたメジャーな歴史よりも、その地域に根差した知られざる歴史に強い興味を抱くようになり、独自の調査を開始。 地域の歴史を深く掘り下げる中で、その土地固有の歴史と密接に関わる「城跡」の魅力に気づき、調査対象に加える。しかしある時、調査していた城跡が道路工事によって取... --- - Published: 2025-04-23 - Modified: 2025-07-04 - URL: https://rekishinote.com/ ページをめくると、聞こえてくる音がある。静かな山間の町に響く、遠い昔に生きた人々の営みの音。「レキシノオト」は、戦国時代を中心に、武将たちと家族の物語や地域に刻まれた記憶を、あなたの心にそっと届けます。歴史に詳しくなくても、きっと好きになれる。そんな優しい歴史の「NOTE」をぜひ開いてみてください。 歴史の裏側・ブログ 歴史関連グッズのオンラインショップ  --- ---