ページをめくると、聞こえてくる音がある。静かな山間の町に響く、遠い昔に生きた人々の営みの音。
「レキシノオト」は、戦国時代を中心に、武将たちと家族の物語や地域に刻まれた記憶を、あなたの心にそっと届けます。
歴史に詳しくなくても、きっと好きになれる。そんな優しい歴史の「NOTE」をぜひ開いてみてください。
歴史の裏側・ブログ
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第六話【秘められた道、死守する姫君】
迫り来る運命の刻 膠着状態が続いて、もう十数日になりましょうか。神之峰城は険しい山城という地の利によって、武田の大軍を寄せ付けず何とか持ちこたえておりました。… -
日本の秘境に息づく霜月神楽の謎─神々と舞う天龍村の祈りの夜
長野県の最南端、険しい山々に抱かれ、天竜川の深い渓谷にひっそりと佇む村があります。その名は、天龍村。人々が「日本の秘境」と口にするこの地には、都会の喧騒とは… -
最終話【風が語り継ぐもの──薄雪草に託して】
黄昏の峰、最後の決断 八月二十五日の朝方、最終決戦の火蓋は切って落とされました。秘密の間道の在処を知った武田勢が、入口の大岩をとり除くと同時に、神之峰の城をめ… -
有岡城の悲劇~身も凍るような信長の非情な報復│荒木村重はなぜ信長を裏切ったのか?【中編】
※この記事は、戦国武将・荒木 村重の人物伝として3連続で構成しています。当記事は、その「中編」です。 はじめに 裏切り者の烙印、その代償とは 【前編】では、一介の… -
武田の騎馬軍団は本当に「最強」だったのか?
武田の騎馬軍団の真実 戦国時代といえば、勇猛果敢な武将たちが覇を競った時代。中でも「武田の騎馬軍団」と聞くと、「最強」「恐れられていた」といったイメージを持つ… -
大蛇伝説と金鶏伝説に彩られた松川町─歴史と伝説が息づく果樹の里
中央アルプスと南アルプス、二つの雄大な山脈に抱かれた伊那谷のまん中。ここに、歴史と伝説が息づく「くだものの里」、松川町があります。 春には淡いピンクの花が里を…