原 一六四– Author –

地域の歴史城趾コーディネーター
だれも注目しないようなマイナーな歴史に光を当て、独自の切り口で面白く分かりやすく伝えるのが信条。
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有岡城の悲劇~身も凍るような信長の非情な報復│荒木村重はなぜ信長を裏切ったのか?【中編】
※この記事は、戦国武将・荒木 村重の人物伝として3連続で構成しています。当記事は、その「中編」です。 はじめに 裏切り者の烙印、その代償とは 【前編】では、一介の家臣から織田信長の信頼を得て摂津 37 万石の領主へと成り上がった荒木村重が、突如と... -
成り上がり武将の栄光と裏切りへの序章│荒木村重はなぜ信長を裏切ったのか?【前編】
※この記事は、戦国武将・荒木 村重の人物伝として3連続で構成しています。当記事は、その「前編」です。 はじめに 戦国の世を駆け抜けた野心家、荒木村重とは 戦国時代、数多の武将たちが己の野望を胸に、激動の世を駆け抜けました。その中でも、摂津国(... -
人形とともに神を送る――阿南町の“祈り”と“伝統芸能”
山あいの小さな町に息づく、祈りのかたち 長野県の南端、緑深き山々に抱かれた阿南町。 この静かな町には、毎年、人形とともに“神を送る”という、どこか懐かしく、そして心惹かれる美しい風習が息づいています。 それは、江戸時代から三百有余年もの間、大... -
天空の楽園と美人の湯──阿智村に息づく、癒しの風景
星降る里で見つけた、心と体を解きほぐす宝物 長野県の南端、美しい山々に囲まれた阿智村(あちむら)── 「日本一、星がきれいに見える村」として、その名は全国に知られています。夜空を見上げれば、まるで手が届きそうなほどの無数の星々が訪れる人々を... -
【飯田市の紙文化】年貢も紙で納めた!?南信州の“紙の町”トリビア
その昔、お米の代わりに“紙”で年貢を納めていた町がある――そんなトリビアをご存知ですか? その舞台となったのが、南アルプスと中央アルプスに抱かれた自然豊かな地、長野県飯田市。本記事では、この飯田市が誇る奥深い「紙文化」と、それにまつわる興味深... -
山内一豊を支えた賢妻・千代の生涯
戦国時代、数々の武将たちが天下統一を目指し、しのぎを削りました。その影には、夫を支え、時には運命を左右するほどの活躍を見せた女性たちの存在があったことを忘れてはなりません。 今回は、土佐藩初代藩主・山内一豊の妻として知られる千代について、... -
【妖刀村正】徳川家を呪う刀の真実
数々の伝説に彩られた「妖刀 村正」という刀をご存知でしょうか。─主君に仇なす─血を好むそんな不吉なイメージで語られる村正。特に徳川家にとっては忌むべき存在とされ、数々の悲劇と結びつけられてきました。 しかし、本当のところはどうだったのでしょ... -
【九鬼水軍】その後の物語~海の覇者の意外な運命と受け継がれる魂~
かつて戦国の海を席巻し、織田信長や豊臣秀吉といった天下人に重用された九鬼水軍。その輝かしい歴史の裏には、時代の大きなうねりに翻弄された一族のドラマがありました。 今回は、知られざる九鬼水軍の「その後」の物語を紐解いていきましょう。 戦国の... -
海賊が最強艦隊に?知られざる戦国時代の海上戦と英雄たち
「戦国時代」と聞くと、武将たちが勇猛果敢に馬を駆り、刀や槍で激しくぶつかり合う陸上での合戦を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。 しかし、実はその裏で、日本の海を舞台にした壮絶な戦いが繰り広げられていたのです。そこには、海を駆けた男... -
「安土・桃山時代」の「桃山」って、実はどこだか知っていますか?
今回は、日本の歴史の中でも特に華やかで、激動の時代として知られる「安土・桃山時代」について、その名前の由来に迫ってみたいと思います。 特に、「安土」は織田信長の居城があった場所として有名ですが、「桃山」って具体的にどこを指すのか。「ここだ...