プロフィール
氏名:原 一六四(はら ひろし)
出身:長野県飯田市
生年:昭和49年(1974年)
肩書:地域の歴史城跡コーディネーター
活動の経緯と想い
小さい頃より歴史が好きで、遊園地よりも史跡めぐりを好む少年時代を過ごす。次第に、広く知られたメジャーな歴史よりも、その地域に根差した知られざる歴史に強い興味を抱くようになり、独自の調査を開始。
地域の歴史を深く掘り下げる中で、その土地固有の歴史と密接に関わる「城跡」の魅力に気づき、調査対象に加える。しかしある時、調査していた城跡が道路工事によって取り壊されるという現実に直面。「地域の貴重な歴史遺産を守り、活用するために自分にできることはないか」という強い想いに駆られ、活動を始めることを決意する。
自身の持つ歴史知識や調査結果を発信するため、ブログを開設。さらにFacebook上でコミュニティ「歴史・城跡倶楽部」を立ち上げ、歴史ファンとの交流を深める(現在、会員数1万3千人)。ブログでは「我が町の推し城跡」コンテストや、気軽に歴史や城跡について語り合える「歴史・城跡お茶会」といったイベントも企画・開催。
これらの地道な情報発信と活動が認められ、出版社より声がかかり『明智光秀と謀反・裏切りのざんねんな武将たち』を出版。同書はAmazonの安土・桃山時代部門で1位を獲得する。
出版を機にオンラインサロンを開設し、さらに活動の幅を広げる。やがて活動が広く知られるようになり、地元・飯田市では「飯田城下町サポーター」の団体立ち上げに参画、「南信州歴史コミュニケーション」の代表に就任するなど、地域に根差した活動を展開。
現在では、地域にある城跡の保存・活用に関するアドバイザーとして、全国各地から依頼が寄せられるようになる。直近では北海道の檜山地域振興局からの依頼を受け、講演会を実施。地域の歴史・文化資源を活かしたまちづくりに貢献している。
主な活動歴
- 2000年5月:城跡地域活性化専門アドバイザーとして活動を開始
- 2017年9月:歴史ブログを開始
- 2018年5月:Facebookグループ「歴史・城跡倶楽部」を立ち上げ
- 2020年1月:『明智光秀と謀反・裏切りのざんねんな武将たち』を出版
- 2020年9月:南信州歴史コミュニケーション 代表に就任
- 2022年4月:飯田城下町サポーター 事務局長に就任
- 2023年9月:「Buzz飯田」副会長に就任
運営媒体
著書
『明智光秀と謀反、裏切りのざんねんな戦国武将たち』
サイト名『レキシノオト』に込めた二つの想い
サイト名の「レキシノオト」は、先人たちが歩んだ道のりの”足音”をたどるように、歴史の記憶に耳をすませたいという想いから生まれました。
「オト」には、穏やかな日々を彩った祭り囃子や子守唄、戦場を駆ける馬の蹄の響き、交錯する刀と刀の鋭い音
——そんな、かつて確かにあった生活と戦闘、そのすべての”歴史の音”を聴き取ろうとする祈りを込めています。
また、「レキシノオト」という言葉には、もうひとつ意味があります。
「ノオト」には、歴史に詳しい方も、初めて歴史に触れる方も、そっと手渡す「わかりやすいノート」のような存在でありたい、そんな願いを重ねたつもりです。
これからも、小さな歴史の音を一つひとつ拾い上げながら、心をこめて歩んでいきます。