戦国時代の合言葉と言ったら何?命を守るための秘密の言葉と歴史の裏側

「山!」「川!」

時代劇などで、敵と味方を見分けるために使われる「合言葉」。これは、戦国時代の実際の戦場でも、自らの命を守るために非常に重要な役割を持っていました。

今回は、そんな戦国時代の「合言葉」について、なぜ必要だったのか、そして実際にどのような言葉が使われていたのかを、小学生にもわかるようにやさしく解説します。

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なぜ合言葉が必要だったの?~目印だけでは不十分~

戦国時代の戦は、大勢の武士たちが入り乱れて戦うため、誰が敵で誰が味方なのかを見分けるのがとても大変でした。
もちろん、当時は味方だとわかるように、服の袖に布などの「袖印(そでじるし)」と呼ばれる目印をつけてはいたのですが……。

しかし、激しい戦の最中では、この袖印が取れてしまったり、夜や悪天候の戦では見えづらかったりすることがよくありました。もし味方だと思って近づいた相手が敵だったら、命に関わります。そこで、声に出して確認できる「合言葉」が必要となったのです。

大阪夏の陣で使われた合言葉

合言葉は、戦の前に味方同士で決められ、兵士たちに伝えられました。

例えば、天下分け目の大きな戦いの一つである「大阪夏の陣」では、徳川家康軍と豊臣秀頼軍が激突しました。この戦いでは、以下のような合言葉が使われていたと言われています。

徳川方(徳川家康の軍)= 「旗(はた)」
豊臣方(豊臣秀頼の軍)= 「山(やま)」

戦場で「山!」と声をかけられた時に、もし「旗!」と答えてしまったら、その瞬間に敵だとばれてしまいます。合言葉は、まさに生死を分ける重要な言葉だったのです。

合言葉は命がけ!間違えたらどうなる?

合言葉を言い間違えることは、自分の命を危険にさらすことでした。敵だとみなされ、その場で討たれてしまうこともあったのです。

その一方で、合言葉をうまく利用する者もいました。敵の合言葉をなんとか手に入れて、敵陣に忍び込んだり、逆にピンチの時に敵のふりをして逃げ延びたり、といった駆け引きも行われていました。合言葉は、戦を有利に進めるための戦略的な道具でもあったのです。

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